想像力の隙間
映画「リミッツ・オブ・コントロール(The Limits of Control)」@新宿WALD9
[fmr. IMDB / tomatometer]
シャネル映画とTAJ/OM/ARUと迷って、ジム・ジャームッシュの新作。ガニ股のノーカントリー@coen bros.が想像力人間ドックを受けに、スペインじゅうを旅する話(←違!!!)
わたくし只のヲタクなので、"サブカル"という名のおされ系にとことん縁がない。*1まして、ジャームッシュは細胞のどこを探してもない。*2
Nothing is true, Everything is imagined.
エスプレッソは二杯、携帯は持たない、勤務中はセックスしない主義のひとっことも!喋らない主人公が、ひたすらスペインを歩く。歩く。ガニ股で
「スペイン語はわかる?○○に興味ある?」この言葉で出会う○○のコードネームを持つ登場人物が一方的に話をする。もの言わぬ主人公の代わりに、観客が脳蓋に聴診器を当てられて、ひとつひとつ部位を診察されているような感覚を憶える。その静謐な時間の隙間を埋めるのは、ジャームッシュの描き出すスタイリッシュなリアルを切り取る、ウォン・カーウァイ作品で有名なクリストファー・ドイルの美しい映像。
Everything is subjective.
スペインはガウディなど本当に好きなものが多いのだけれど、映画内で出てくるアパートTorres Blancasがとにかく素晴らしい。(そこかい!)
カサ・ミラとかカサ・バトリョみたいで
以下監督インタビューより。
地球上の問題を日本人が解決できるかもしれない。素晴らしい想像力をもっているからね。
・・・スピリチュアルなのかしら。(←映画と全然関係ない)
タイトルバロウズから採るくらいだしねぇ。(←バロウズあたまおかしくてすきー)