虎の威を借る狐

JALの中吊り広告。
宮S選手の素敵な言葉、これぞ短文の手本と言うべき文。大変感銘した。*1
だけどこの会社に再建ができるのか。甚だ疑問だ。

今まで敢えて回り道をきた、と自負するがよかったことは、夜動く、場面を目にしてきたことだ。経営レベルと社員の腐臭は嗅いだことがある。

山崎豊子さんのこの会社についてのドキュメント小説の映画制作に携わった際、こっそり見学しにきていた麗しい女性がいた。美人には滅法弱い。伺うと実は当時国内線で活躍していた元CAの大学教授で、どんなものかと撮影を見にいらしていた。「なかのひと」によればこの作家の取材はほぼノンフィクションで、登場人物の全員が実在だという。当の会社はこの小説、映画を提訴、一切のスポンサード禁止、社員にも禁止令を出していたらしい。企業体質を知るにはいい作品だ。
子会社、関連会社、中小企業まで生活が掛かっている。生きていて欲しいから行政も癌を残した。
このやり方が功を奏してもらわなければ元々腐った躰なのだ。朽ちるのは早い。

願わくは。健やかに。

*1:ええもちろんコピーライターですけど(毒