涙腺のボルト

そりゃあ昨年映画館まで、犬の十戒の映画版観に行きましたけど。

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わんこがそんなに好きなわけじゃないし!飼ってるの猫だし!(←ツンデレ

というわけで
映画「ボルト
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子供より、もしかしたら大人の方が楽しめるかもしれないディズニー作品。
攫われたお父さんの敵の魔の手から、飼い主の女の子を守るスーパーメカドック。木曜22時枠のドラマだと知らない犬が、スタジオを飛び出し、アメリカ横断しながら現実を認識してゆくロードムービー。犬版「トルーマン・ショー」。
どう見てもおっさん(トラボルタの声低い、低いよー)の主人公犬ボルト、どう見ても大阪のオバちゃん時に少女のようにはしゃぐ野良猫ミトンズ、TVシリーズ大ファンのふとっちょハムスターライノ。外野として描かれる鳩たちぜったい大阪人。本来なら天敵として描かれる動物たちが、協力し合って目的に向かう王道の寓話。息もつかせぬ展開でありながら、エピソードによって深まるキャラクターに対する理解、毛並みなど映像に見て取れる個々の来し方、表情による機微の表現力は圧巻。
「犬っぽく」振る舞うボルトのバックに流れる挿入歌「ザ・青い鳥(違」は聴いているだけでホームシックになれそうでとにかく泣けます。

2008年のアメリカ映画は「ダークナイト」と言い社会不安を反映した寓意に満ちたものが多いと思うのは邪推か?子供と一緒に楽しめる一流のエンタテインメント、王道とは斯くあるべき作品。

次は「HACHI」かな。