あばたもえくぼ

映画「アバター
[fmr. IMDB / tomatometer]

指輪物語並みにその世界観に圧倒される映画。これは3Dが一般化される直前の今見るべき。できることならIMAXシアターでその驚くべき映像美を。

So to speak, スターウォーズラピュタな世界で暮らすマトリックス的エイリアンのシシガミ様を護るもののけ姫を、士郎正宗*1の注記並みの執念と神経質さで3ディメンション化してしまった、インデペンデンス・デイな作品。
シンデレラ曲線を描く王道中の王道のストーリー+強迫的なまでのリアリズムで映像化=大ヒットという図式。だからストーリーについて論じるところはない。
いつまで経っても変わらない大国の論理に辟易しながら、個人的なのだが3D映像とアースソングを通じて環境に対する啓発をしたかったking of popが思い出されて胸が詰まる。
全世界の中二病に送る、とはシガニーウィーバー談。ホントそれに尽きると思う(笑)。
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/10/19/007/index.html
何よりもそれをもたらしているのは、この監督の熱意と作品に懸ける想いだ。心から願ってこれだけやれば何でも叶う、心に届く。中二はそこを見るべきだ。

追記。スタトレのウラがヒロイン(面影と形しかないけど)だった!
MANTAN - 毎日新聞

*1:攻殻機動隊の原作者