河よりも長くゆるやかに
某元ランナーご子息のドキュメントを拝見。
「走る」と言えば機械の力を借りて走ることはあれど、自力で走ること、、最早歩くことすら皆目ない。*1その早い流れに佇む、沢山の出会いや気づき。恥ずかしい哉、それをどれだけ逃しているのか散歩のたびに気付く。
例えば自宅から最寄りの交通機関。その反対方向に行ったことはあるだろうか。例えば良く行く場所とそこへ向かういつも通る道。違う道を歩いてみたことはあるだろうか。
華やかな名誉や名声に隠れ、様々な苦難を家族に抱えるスターは多い。彼等は速い流れにいる、ように見える。実際は流れが早い中に佇んでいると言う方が正しいのかな。日溜まりの中で得られる沢山の出会いや気づきと歓び。それに牛歩の流れの苦難の中で出会うこともあるだろう。しかしそんな時こそ、本当にたくさんのことが学べると身を以て言える。
拝見してこれを思い出した。
- 作者: 朴美景,蓮池薫
- 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
- 発売日: 2005/07/09
- メディア: 単行本
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今まで走ってきた分ゆっくりとご家族に寄り添い、時の流れを楽しめるよう、ご家族の幸せをささやかながら心よりお祈り申し上げます。全ての人は生きているだけで有り難い。それだけで幸せなのだ。
*1:前の会社は6年間タクシー通勤。特技は三歩歩いたら手を挙げること。趣味バイク。